沢山の方々のご支援、ご協力により”志村寿一 ヴァイオリン・リサイタル”を無事に終えることができました。会場にいらしてくださったお客様、関係者の皆様に心より御礼申し上げます。音楽事務所に所属しているわけではないので、準備は本当に大変でした。演奏家が音楽そのものだけに集中できるということは、とても恵まれた状況なのですね。また、会場の雰囲気が本当に素晴らしかった。改めて、音楽とは作曲家と作品と演奏家だけでなく、聴衆の皆様とその瞬間一緒に創り上げるものなのだということを強く感じました。

お二人の巨匠、ピアノの野平氏とクラリネットの横川氏との音楽体験は、やはり特別なものでした。音楽の中のパルス、リズム、呼吸、流れ、間、(音)色の移り変わり・・・全てが自然でした。もちろん舞台の上で演奏するということは、自らの身体的感覚と向き合う上でも、その瞬間の音楽の要求に瞬時に次々と応えていく上でも”必死”な行為ではあります。しかし同時に、何か特別なことをしているのではなく、舞台の上でただ”生きている”という感覚もあり、なかなか得難い体験をさせていただきました。

今回の事が日本での音楽活動の良いスタートになるよう、これからも精進して参ります。改めまして、ありがとうございました。

I gave a “2nd debut recital” at Hamarikyu Hall on March 23rd in Tokyo! It was extraordinaire musical experience with pianist Mr.Ichiro Nodaira and clarinetist Mr.Seiji Yokokawa. I appreciate all the support I received for this recital from everyone!
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