先月、愛知県日間賀島にて”身体と音楽との調和”合宿が行われました。参加されたのは名古屋近郊にお住いのアマチュア奏者の方々で、2014年の夏より不定期に私の”身体と音楽との調和”のレッスンを受けられています。それに加えて今回初めて参加された方もいらっしゃいました。皆さん短い時間の中でも身体の使い方、音の出し方/ 聴き方、音楽の流れに変化がはっきりと現れとても有意義な時間でした。

身体と音楽の動き、リズム、倍音豊かな音について一緒に学んだ奏者と演奏するのはとても楽しいものです。音楽が始まると、とくに言葉で改めて説明の必要はありませんでした。いつの日か、近い将来アンサンブル・グループを創って、 皆さまと音楽を共有できる日が来るでしょう。ご協力頂けるかた、レッスン・演奏にご興味のあるかたはいつでもContact よりご連絡下さい(^^


レッスンに慣れてくると自分でも変化を敏感に感じられるようになり、それ自体を楽しめるようになってきます。初めてのレッスンだと微細な変化はなかなか自覚しにくい時もあります。また変化自体は分かってもそれがどういったものなのか、倍音が多く含まれた音とはどういったものなのか、はっきりと理解するのは難しい場合もあります。そんな時に、今回のように公開でレッスンをしていると、その変化を目の当たりにしている他の生徒さんたちがそれを助ける力になってくれる時があります。
今まで自分が慣れ親しんだ”感覚”を捨て去り新しいものを得るのは、本当は素晴らしく楽しいことなのですが、いくら先生に「これが正しい」と言われてもある種の抵抗を感じることもあると思います。また「耳元で奏者自身が聴いている音と、客席で聴こえている音は違う」というのはあらゆる楽器を演奏する者にとって宿命のようなものです。そんな時に「今あなたが耳元で聞いている音、それは今のあなたにとっては完全に気持ちの良いものではないかもしれないけれども、ここ客席では素晴らしい音ですよ」と言ってもらえることは、時に非常に大事な経験なのです。
個人的レッスンはもちろん最もパワフルで有効な手段ですが、それに加えてこのように皆で同じ空間で共に音を聴き、共に学んでいくことがいかに大事なことなのかということを、今回改めて感じました。

また今回の合宿のもう一つの重要な目的、、、日間賀島特産のフグとその他の素晴らしい海鮮もしっかりと楽しんでまいりました!関係者の皆様、本当にありがとうございました(^^!!