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 Hisaichi Shimura

~ Violinist

 Hisaichi Shimura

月別アーカイブ: 12月 2013

アレクサンダー・テクニーク    〜日本にて〜

21 土曜日 12月 2013

Posted by vnshimura in Uncategorized

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久しぶりに日本に滞在しています。今回の帰国は里帰りを兼ね、年越しコンサートやいくつかのサロンコンサート、そして幾人かの日本の演奏家達との身体と音楽のレッスンがその目的です。まだ数人にお会いしたばかりですが、皆さん普段から自分の楽器の演奏技術や音楽と真剣に向きあい、また毎日忙しく演奏をこなしている人達です。しかしそういった才能ある人でも、というよりそういった人達の中にこそ、自分の身体と向き合う時間も余裕も、またそれに関する情報も少なく悩みが深い人が多いのだと改めて感じました。今後も機会があればそういった人たちと共に学び、一緒に成長していけたら素晴らしいことだなと思っています。

前回のブログでも書きましたが、人は変わりたいと決心さえすれば、世の中のあらゆるものから学べますし、そこから成長への旅が始まります。当然この旅に終点はないのですが…でも黙っていたって人生は同じということはなく常に変化し続けますし、変化するということは楽しいことです。僕はあらゆるものから学びたいと思い、興味を引いたことははなんでも観て、聞いて、自分の中に貪欲に取り入れてきました。そんな色々な世の中の素晴らしい”教材”の中でもとりわけ興味深く、あらゆるものに応用が可能で、つまり人の成長にとって普遍的に大事なものへ導いてくれると”現在”は思っている(明日にはわかりませんが!)のがアレキサンダー・テクニークです。

アレキサンダ・テクニークは、より「自然」にヴァイオリンを演奏したいと試行錯誤を続けていた自分に、始めはそっと、そして少しづつはっきりと成長していくための指針を示してくれました。それは「マインド」と「身体」さらには「音楽」と「技術」は密接に繋がっていて、分けることは出来ない一つのものであるということ、「自然」であるというのはそういうことである、ということを知るための道でした。

このメソッドとの最初の出会いは、ヴィオリストで当時アレキサンダー・テクニーク(以下AT と表記)の教師の資格を取ったばかりだった友人が、その素晴らしさについて語ってくれ、ほんの少し実際に僕の身体にワークしてくれたことでした。ATのレッスンでは教師は言葉の他に、手を多く使い色々なことを生徒に伝えます。良く訓練された手からは多くの情報が直接身体へ伝えられます。わずか数分の出来事でしたがそれでも、無意識のうちに自分自身が己に対してこんなにも余計なことをして、いかに自らを不自由にしていたのかを知るには充分な経験でした。それと同時に自分はまだまだ変われるのだとはっきり実感でき、一人で笑ってしまうくらい嬉しかったのを覚えています。

ATは治療ではなく、あくまでも自分自身を上手に使うための「レッスン」です。良い教師との(なんの世界にも良い教師とそうでない教師はいるものです…それについてもいつか書きます)レッスンを受けることで、より自分を上手に使えるようになる。その結果、副産物として「健康になる」または「良い演奏ができるようになる」”かもしれない” …そういうものです。誰一人として同じ身体の人はいませんからそのパフォーマンスが同じになるということはあり得ません。誰でもハイフェッツにはなれませんが、その人の持つものを最大限に活かせるようになる。このことが人生において何よりも大事なことなのだと思います。

友人の3分間レッスンの後、良い教師を紹介してもらい毎週のように、多い時は週2回のレッスンを受けるようになりました。毎回ワクワクするような素晴らしい体験でした。しかし彼女は音楽家ではなかったので、この変化をどうヴァイオリンの演奏や音楽に結びつけて行くか、という段階で少し足踏みをしていた頃、今の自分の師であるペドロ・デ・アルカンターラ氏に出会うことになるのです。

「良い姿勢」と「リラックス」③

11 水曜日 12月 2013

Posted by vnshimura in Uncategorized

≈ 2件のコメント

個々の筋肉は、指一本動かすのにも全身の筋肉と連携して働きます。時にその「つながり」は皆さんの思いも寄らないルートを通ります。ですから「え!左手の問題だと思っていたのに、足の使い方が問題だったの?!」ということがあり得るのです。
身体というのは意識出来るか否かに関わらず、頭のてっぺんから足の先まで、常に全身が関わって働いています。何の分野でも「動きの美しい人」というのは、ある身体の部分の小さな(ものに見える)動きを起こすのにも「全身が上手く使えている人」という事になるのです。

「アゴを引きなさい」この言葉に対するよく見られる反応は、まず首の筋肉を萎縮させることでしょう。上記のように全身の筋肉は連携しているのですが、特に首の筋肉の他の部分に与える影響は、とても大きいのです。この萎縮によってまず、頭と背骨の関節の関係性を悪くするのですが、実はあらゆる脊椎動物の動きはここから始まります。そしてまた多くの場合、ここでの萎縮が全身を上手に使うのを妨げる「問題」の始まりにもなるのです。

「萎縮」が「つながり」を悪くするのと同じように、間違った「リラックス」もまた「つながり」を悪くする要因になり得ます。必要なテンションが足りないことが要因で、ある部分に萎縮をもたらしてしまうことも多いのです。良いテンションは生きるために必要で、身体にも良いものです。それには正しい「種類」「場所」「量」「タイミング」……などを知ることが必要ですが。

ここでもまた言葉の問題があるように思えます。今あえて「萎縮」と「テンション」と書き分けました。「萎縮」=「生気のない状態」、「テンション」=「張力」と考えれば分かりやすいかもしれません。日本語の「緊張」と訳すと自動的に「精神的」でネガティブな意味に取られる事が多いようです。良いテンションは美しい吊橋にも、あらゆる弦楽器にもあなたの身体にも必要なものです。

よく見る筋肉の解剖図からだけではその「つながり」や流れは見えませんし、全てのつながりを言葉で分析、説明することは不可能です。それらは、それぞれの動きによってどんどん変化するのです。まるで風に揺れる木の枝や、寄せては返す波のリズムのように…
あらゆる芸術分野において「自然から学べ」とはよく言われますが、考えてみれば人の身体も本来「自然」ですよね。歩き始めたばかりの赤ちゃんの動きを想像して見てください。「自然」に逆らわず、ただ無心に、美しいバランスとリズムに乗って、気持ち良さそうに動きます。私たちは多くの場合、住んでいる社会や文化から影響を受けながら成長してゆくに従って、その「自然」を失ってしまっているのです。

では何がそれを失わせてしまっているのか、またそれを取り戻すにはどうしたら良いのか…
人間の「自然」や「全体性」を取り戻すためのメソッド、伝統的な知恵はこの世の中に沢山あります。身の回りの自然からはもちろん、現代においては数は少ないですが優れた演奏家、優れた職人やアスリートの動き、作品などからも学ぶことができます。そんな中の一つの方法、アレクサンダー・テクニークから僕は多くのことを学び続けています。

「良い姿勢」と「リラックス」②

02 月曜日 12月 2013

Posted by vnshimura in Uncategorized

≈ 1件のコメント

「姿勢」という言葉自体に対して、皆さんの持つ印象はおそらくそれぞれ微妙に違うでしょう。確認しておかなければならないことは、この言葉の意味するものには具体的な「肉体」に関する事の他に、物事に対する精神的な心構えとか「態度」というものも含まれているということ。また、多くの人達にはある種「止まった」イメージがあるように思いますが、動作を伴わない「姿勢」というものはありえないし、もしあるならばそれは洗練された「動き」を追求するためには邪魔になる可能性がある、ということ・・・

誰でも子供の頃、学校の先生やご両親に「姿勢を正しなさい」と言われた経験はあると思います。または「気をつけ!」とか。そして、その際になされた具体的な指導はおそらく「アゴを引いて」「背筋を伸ばして」「膝をのばして(またはそろえて)」「まっすぐ立って!」「ふらふら動かない!」・・・

多くの日本人にとってこれらの言葉は、何かを正しくしようと構えるとき、必ず頭に浮かぶものではないでしょうか。さらに言うならば、実は頭に浮かんだことを意識しそれについて具体的に考える前に、もう既に身体にはそれに伴う反応が、良くも悪くも起きてしまっているのです。

人に身体の感覚を言葉でつたえるのはとても難しいことです。なぜなら、当たり前ですが人は唯一固有の肉体を持っていますし、別々の経験から培った同じく唯一固有の身体感覚をもっているからです。そこにこそ人間それぞれの「個性」というものがあるのだと思いますが・・・ですからどんな言葉やメソッドにも、たとえそれがある時、ある個人の、ある一面に対して素晴らしい効果をみせるものであったとしても、別の場面ではまた違った問題を引き寄せてしまうリスクが常に伴うのです。

(つづく)

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