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Hisaichi Shimura

~ Violinist

Hisaichi Shimura

Monthly Archives: May 2014

身体と音楽との調和 ② — a way of becoming unified with music—

28 Wednesday May 2014

Posted by vnshimura in Uncategorized

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「日本でのレッスン」

6月6日から14日まで日本で(今回は都内を中心に)レッスンをすることになりました。
前回からのブログのテーマでもある”身体と音楽との調和”がレッスンの目指すところです。また、詳細はこれからですが、この夏8月に開催される軽井沢国際音楽祭でも、皆様にお会い出来る機会がありそうです。
レッスンの内容は以下のように大まかに分けて説明できるかと思います。

①自分の無意識にしている動きや感覚、またそうだと思い込んでいる身体の仕組み、
(もっといえば、おそらく子供の頃始めて楽器を習って以来、意識したことすらないこ
と・・・)それらと客観的な事実の間に、ほとんどの場合”差”があることを発見し、
その違いを体感すること。
②再学習の方法を学習すること。
③身体が変われば脳が変わり(切り離せないものですが)音楽(音、リズム、フレーズ…)が変わります。またその逆向きのプロセスもありえる、ということを知ること。

便宜上項目にわけ番号も振ってありますが全ては繋がっていますし、③はそれ自体が目標とも言えるものです。それぞれ個人で身体、脳、つまり資質や性格と呼ばれるものが全く違いますから、当然その都度アプローチの仕方は変わります。一緒に音楽をすることも、レッスンをすることも、結局は人と人とのコミュニケーションそのものだとも言えると思います。今後、具体的にレッスンではどんなことをするのか少しづつ紹介していけたらと思います。

体の使い方に興味のある人。自分の演奏法を根本的に見直したい人。音楽の表現の仕方、フレーズの組み立て方に何か新しい考え方を見出したい人。自分の出している音、音色に満足できない人。同じパッセージをただ盲目的に繰り返すだけの練習方法から脱却したい人。音楽とともにより健康的に(つまり僕にとってはイコール)創造的に生きたいと願っている人・・・そんな人たちにお会い出来るのを、心より楽しみにしています。

レッスンなどにご興味のある方はこのホームページの “CONTACT” をクリックして書き込んでいただくか、vnshimura@gmail.com までご連絡ください。よろしくお願いいたします。

身体と音楽との調和 — a way of becoming unified with music —

11 Sunday May 2014

Posted by vnshimura in Uncategorized

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「自然であるということ」

ここ数日ブログになにを書こうか、とめどなく今自分が言いたいことをずらずらと書いていた。内容はいろいろあるようにも見えるが、結局は身体と音楽が調和するということ、自然であるということについて書いている。おそらくこれからも色々な話題について悩みながらも書いていくことになると思うが、結局僕にとっての根本のテーマは常にこれなのだと思う。

今シーズン最後のIthaca, NYでのコンサートを終えマンハッタンへの帰路、のどかな田舎道を走りながら何気無くiTunesのリストに入っていたBeaux Arts Trioの演奏を聴いている。この辺りは冬が長く、いまやっと緑が芽吹き始め季節が急激に変化しているのが感じられる。自然のなかのエネルギーの動きは音楽そのものだとふと思った。そしてBeaux Arts Trioの演奏はそれを邪魔しない。決してのどかなだけじゃない。そのパルス(拍)のうごきも音の色彩もどんどん変化してゆくし、まるで人間が言葉を話すように常に何かをハッキリと語りかけてくる。無意味に音が並んでいたり、不自然な間や動きを見せる瞬間がひと時もない。

なぜ人は音楽をするのだろう。自分の芸術性や音楽性を実現するため、人の心を癒すため、誰よりも大きい音で速く正確に弾くため・・・これらのどれであっても一つだけにこだわっている限り”自然”ではない、つまりホンモノではないような気がする。会場の咳がうるさくて自分の音楽を邪魔されたと怒る人。聴衆の心理や心情を波立たせたり邪魔をしない耳触りの良い”リラックスできる音楽”ばかりを演奏しようとする人。あらゆる”競技会”に出て良い賞をもらうことばかりに没頭する人・・・

クラシック音楽が一昔前に比べ人気がなくなったと言われるのは、他に色々なエンターテイメントが増えたから、聴衆の選択肢が増えたからということはある程度事実であろうと思う。でも一番根本の問題は、結局はいまの音楽や演奏に、自然の中にみられるようなエネルギーの動きや変化、人の心を突き動かすような”力”がない・・・いや少なくとも減ってしまった。そういうことだろうと思う。

”自然’”という言葉の印象には、やさしい、変化が少なく静かである、ピュアである・・・というようなものがあるかもしれない。”調和”や”健康”もそうかもしれない。でも本当に自然で調和がとれている状態というのは、ただやさしいだけでも静かで変化がないわけでもなく、どんな風にも変化できるエネルギーの準備が内包されていて、とても力のみなぎったものでもあると思う。自然なものには人をただリラックスさせるだけではなく、人の心を動かす”力”がある。身体も音楽も共にそれをとりもどすこと、そしてなにより音楽家自身がその”力”を信じることができるかどうか。それこそが、人が音楽とともによりよく生きるために重要になってくる鍵だと今感じています。

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