この週末2日間NYにおいて、計10時間に及ぶペドロ・デ・アルカンターラ氏によるIntegrated Practiceの講習を受けました。氏は音楽家でありアレキサンダー・テクニークの教師ですが、このメソードは彼が長年熟成させて来た彼独自のものです。プラクティスから学んだことの真実性を肌で感じる事が出来たことによる幸福感と、あまりの情報量の多さに今はまだ頭がクラクラしています。その中のいくつかには僕自身も彼の実験材料(?)として、ここ10年あまり彼とのレッスンで学んできた事が生かされており、それらを他の人たちが実践する事により目の前で良い変化を起こしているのを見られたことは、自分の事のように感慨深いものがありました。

ここで行われたプラクティスは物理的な筋肉や骨の構造などの知識だけをよりどころとするよりも、より実際の身体の動き、意識を向ける方向、触れることによって伝わるもの・・・etc、などを通して学んでいくというもの。もちろん最低限知っておかなければならない筋肉や骨格の構造などの知識はありますが。では具体的になぜその動きをするのか?それにはいつもアルカンターラ氏が言うようにIndirect(間接的)にしか答えられない。そうでないと人は真実にたどり着く前に、実際にプリンシパルに沿って自分で動いて体感して直接そのプラクティスから学ぶ前に、きっと頭だけで似て非なる物を掴んでしまうであろうから。

これらの経験をレッスンを通して少しずつ、必要とする人たちと直接分かち合えたらと良いなと切に思っています。それは人に対して一方的に何かを与える、何かをさせるという事ではなく、結局は自分自身に対してワークするということ。簡単に言ってしまえば自分自身がより良く生きるという事が、結局は人をより良く生かす事になる・・・一見手っ取り早かったり、分かりやすかったり、手頃だったりする色々なものに惑わされないよう、自然(身体)の真実、氏曰く”創造性の源”にいつも繋がりながら成長を続けていきたいと、改めて思った週末でした。

 

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